9月に入り、だいぶ涼しくなって湿度も低くなり、からっとした天気が続くようになりました。スーパーのキノコ類も種類や量がだいぶ増えてきたように感じます。そんなキノコ売り場を眺めていると、「丹波の本しめじ」が目にとまりました。
コロンとした形ですごくかわいい。その形に惹かれ思わず購入してしまいました。
一緒に購入した信州の舞茸と一緒にざるに入れて、約半日、よく日が当たり、風通しのよい場所に干しておきます。
何故干すかというと、キノコ類を干すといいことがたくさんあるからです。
- 干しキノコにはビタミンDがたっぷり
もともとキノコにはビタミンDが含まれていますが、干すことによってビタミンDがさらに増えます。このビタミンDは、カルシウムの吸収をよくする役割があり、これが不足すると骨にいろいろ支障が出てきます。
日頃から意識して、少しでもビタミンDを多く取り入れたいところです。このビタミンDは、キノコのような食品から取れますが、食事からだけではなく太陽の光を浴びる日光浴でもビタミンDは作られます。
- 美味しい出汁が出る
干すことによって、キノコの細胞からうまみ成分が出てきやすくなるので、美味しい出汁が出てきます。そして、干したシイタケだけに、グアニル酸といううまみ成分が含まれているそうです。
- 食物繊維が増える
キノコには多くの食物繊維が含まれていますが、干すことによってさらに増すそうです。手軽に食物繊維を摂れるのがうれしいですね。
私はとても不精者なので、干したキノコを丁寧に瓶に保管したり、干しキノコを水で戻したりするのが面倒なため、その日食べる分だけを干しておいて、そのまま晩ご飯のおかずとして使ってしまいます。半日干しだと、からっからになってしまう前なので、水で戻す手間なく、でも生のキノコよりも歯ごたえよいキノコ料理が食べられます。今は仕事に行っていないので、午前中の時間が空いたときにキノコを干していますが、仕事をしていた頃は出勤する前に軒下にざるを出して干し、帰ってきてから料理に使っていました。
ちなみに、スライスしたゴーヤも同じように干して使っています。干すと歯ごたえがよくなります。あの苦いゴーヤだけど、この干しゴーヤでゴーヤチャンプルを作ると、不思議なことに子供たちも残すことなく食べてくれます。これには驚きです。
10時から15時まで干したら、このようにカラカラに乾いて色も濃くなります。
この日は、このキノコをオリーブオイルで炒めて砂糖と醤油で甘辛く炒めて卵でとじました。生のキノコ類を炒めると水分がたくさん出てきて、まるで煮物のようにビチャッとするけど、干してあるので炒めてもカラッとしています。さらに歯ごたえはコリコリしていてとても美味しい。子供たちもぱくぱく食べて、足りないくらいでした。
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